Photo:Fricker – Hiroya Enomoto
オランダのフリースラント州オスと北ブラバント州スネークで開かれる、砂の彫刻展「砂の彫刻フェスティバル」に合わせ、両会場に一室ずつ、4週間で建設した砂のホテルが誕生した。
本物の砂で作ったこだわりの一室!
子どもの遊びの定番、砂のお城づくり。大人でも魅せられた人は多く、世界各地で砂の彫刻の競技会が行われています。
ホテルは、8メートルの高さの砂の彫刻の中に隠れて建設しており、もちろん全て砂でできています。薄い壁が崩れないよう、内外をさらに砂で固めた構造で、部屋には窓があり、電気や水道、無線LAN(Wi-Fi)も完備。シャワーやトイレの設備、ベッドには通常の素材を使っています。
どちらの部屋も、趣向を凝らした設計になっており、1部屋はアメリカのテレビアニメ「原始家族フリントストーン」がモチーフに、もう1部屋はドラゴンや万里の長城など古代中国をテーマにした装飾がされています。
宿泊料金は、彫刻展の見学料込みで2人1室約2万円。しかし、残念ながら彫刻展期間中の予約はすでにすべて埋まっている状態です。
素材が砂のため、9月28日(月)にスネーク、10月4日(日)にオスの彫刻展が終了すると、閉鎖することが決定していますが、来年の彫刻展の時期には再び建設する予定です。ドイツとイギリスでも建設予定が行われています。
彫刻展も迫力満載!
彫刻展では、特殊な砂を使っている場合もありますが、ほぼ普通の砂を使用しています。
Photo:Fricker – rijerse
雨が降ったら崩れてしまうのではと思いがちですが、そこの対策もなされており、水と砂で作るので少々の雨が降ったくらいでは崩れません。風も同様に、彫刻家の手によって圧縮されているので問題ありません。
イベントでは、幼児から高齢者の人が砂にふれあい楽しめるワークショップや、ドリンクを楽しめるテラス、様々な写真が楽しめるフォトスペースなどがあります。営業期間、時間、詳しい内容などは特設サイトからご確認ください。
source:Zandhotel