Photo:Fricker – ken H
JALのグループ企業で、羽田-石垣など本土~沖縄路線を運航している日本トランスオーシャン航空(JTA)は、米Gogo社の機内インターネット接続サービス「2Ku」の導入を決定しました。2016年に就航予定のボーイング737-800型機に搭載します。
通信速度70Mbpsの「2Ku」、JTAでは2016年に初号機を導入見込み
Gogo社では、機内インターネット接続サービスとして、通信速度30Mbpsの「Ku-Bandシステム」を提供しています。2Kuは年内にサービスを開始する予定で、Gogo社の次世代サービスとなります。
2Kuは、機体上部に設置したアンテナから通信衛星を経由し、インターネットに接続する仕組みです。通信速度は1機70Mbpsで、ユーザー同士で分け合って利用します。
乗客は、自分のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN対応機器から専用ページに接続し、Gogoのページから取得したIDとパスワードを入力すると、インターネット接続ができるシステムです。
JTAでは、今年5月に737-800を12機発注しており、現在運航している737-400から機材更新を進める予定。初号機の導入は2016年となる見込みです。
なお国内線ではほかに、JALが昨年7月からGogoのサービスを導入し、「Ku-Bandシステム」を提供しています。Gogo社は、2Kuを使ったインターネット接続サービスを、アエロメヒコ航空など計8社550機以上に提供する予定です。
source:日本トランスオーシャン航空,Gogo Air Japan