Photo:Fricker – Yugo@buzz-XD
台湾の首都、台北では、2015年10月1日(木)の0時から台北・新北・基隆で実施されているタクシーの新料金について、旧メーターから新メーターへの交換が完了するまでの期間中、暫定的に簡易対照表を用いて料金を計算することを決定しました。
新メーター取り付けまでの利用者とドライバーの問題を解決
台北市、新北市および基隆市では、10月1日(木)から、タクシー料金の約14%値上げを行いました。新料金は、初乗り運賃は以前の据え置きですが、1.25kmを過ぎると、以前は250mごとに5元(約18円)加算が、改定後は「200mごとに5元加算」など、加算部分と延滞部分を引き上げることになりました。
ただ、新メーターの用意がまだできておらず、旧メーターが指示している料金に、ドライバーが値上げ分を足すため、利用者とドライバー間のトラブルが起こる危険性があります。
Photo:Fricker – Chanzhi Yuantian
そこで、利用者自身が確認できるように、「料金対照表シール」を作成し、助手席の裏に貼ることで、ドライバーと乗客の双方が増加額を一目で把握できる方法を採用することで合意しました。
台北市公共運輸処によると、料金対照表周知シールは、警察ラジオ局、タクシー事業者組合および労働組合、各タクシーサービスステーション、タクシー協同組合、交通警察大隊、タクシー隊、運転免許センターなどに続々と届けられており、台北・新北・基隆の約5万6,000台のタクシー用に充分な枚数が確保され、初期統計によるとすでに11万枚が配布されたようです。