アベノミクスがもたらした円安効果もあり、2014年に日本を訪れた外国人観光客数は、日本政府観光局の発表によると過去最多の1,340万人。前年比83%強増加した中国人観光客を筆頭に、2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客は増え続ける予測だ。すでにプライベートでのつきあいやビジネス関係者の訪日などで、海外からの客人をもてなす機会が増えた人もいるだろう。
そこで覚えておきたいのが、外国人観光客の「困った!知りたい!調べたい!」をさくっと解決できる無料の日本ガイドアプリ「TABIMORI-Travel Amulet-」だ。
訪日外国人観光客向けおもてなしアプリ “TABIMORI”
「TABIMORI-Travel Amulet-」は成田国際空港が、外国人観光客向けのナビゲーションアプリとして昨年7月にリリースした。対象言語は、英語、中国語(簡・繁)、韓国語、日本語で、対応するOSは、iPhone/iPad(iOS 6.0~)、Android(Android 4.0~)。わずか5ヶ月で約5万ダウンロード達成の人気アプリだ。このたび大幅に機能拡充し、さらに使い心地がよくなっている。
今回の機能拡充のポイントは以下の通りだ。
1.オフラインで乗換案内検索可能
もともとアプリからオンラインでアクセスした情報は、クリップ機能で保管し、2度目以降はインターネットに接続せずに閲覧できるようになっていた。今回は、更に一歩進んでインターネットに接続していなくても駅データをあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでも乗り換え検索ができるようになった。
日本語か英語で出発・到着駅を入力すると、複数の候補の平均所要時間、乗換回数、運賃を表示してくれるので、簡単に最適なルートを選択できる。GPS情報に基づき、現在地から最寄り駅を自動的に割り出す仕組みも搭載。Wifiスポットを利用している外国人観光客には、使い勝手の大幅向上といえるだろう。
2.生活文化情報コーナー充実
たとえば、食事なら外国人観光客に特に人気が高いメニューを写真付きで追加。名前だけ、写真だけしか知らない日本食をレストランや食堂で頼むのにも一役買ってくれる。もちろん注文だけでなく、食べ方も教えてくれるので初めて食べる食事で不安になる事もない。
また日本で初めて電車やバス、タクシーを利用するときに役立つ、公共交通機関の乗り方も詳しく紹介。例えば海外だと、タクシーのドアは自分で開けることが多いし、運転手の横に座ることもある。自国とは勝手が違う日本での乗り方を紹介することで、外国人観光客をしっかりとサポートする。
外国人観光客のおもてなしになんとも心強い“TABIMORI”を、ぜひ使ってみてほしい。
source: 成田国際空港
writer: matsuzo